練習を深くする目標設定:Focus と Context

ピアノやバイオリンなど楽器の練習をするとき、どんなことを目指して練習していますか?

terakoyaCloudでは、練習の目標を FocusContext の2つに分けて考えています。

Focus
継続的に改善したい課題

Context
区切りのある目標

どちらも広い意味では「目標」ですが、この違いがとても重要です。


例えば、コンサートや発表会、コンクールなど、人前で演奏を披露する機会に向けて練習しているなら、それは Context です。

また、ベートーベンの「エリーゼのために」を練習している場合も Context です。

どちらも練習を続けていれば、いつか区切りが来ます。
このような目標を Context と呼びます。


一方で Focus は区切りのない課題です。

例えば、

・強弱記号(フォルテ、ピアノ、クレッシェンド)への反応が弱い
・16分音符の粒が揃わない
・姿勢が演奏に悪影響を与えている
・いつもテンポが速くなりすぎる

こうした課題は、どの曲を弾いていても現れます。

エリーゼのためにでも、モーツァルトのトルコ行進曲でも同じように現れる問題です。

このように、曲やイベントとは関係なく、自分の演奏全体を改善するために意識している課題を Focus と呼びます。


なぜ分けるのか?

少し細かい考え方かもしれませんが、このように練習を整理することで、音楽をより深く楽しむことができると考えています。

言い換えれば、音楽への 解像度を高める作業 とも言えます。

音楽に対して多角的にアンテナを張り巡らせる習慣を身につけることで、音楽から得られる感動もより深くなります。

そしてこの「解像度を高める習慣」は、音楽だけでなく、他の様々な分野にも応用できます。


さらに、Focusを多くの人が意識して terakoyaCloud 内で共有することで、参加者同士の相互作用も生まれます。

他の人の取り組みが参考になり、
あなたの取り組みが誰かのひらめきのきっかけになるかもしれません。


もちろん、楽器を始めたばかりの人や、このような考え方に慣れていない人にとっては未知の世界です。

そんなときは、ご自身の演奏風景を顔や場所がわからないように動画にしてアップロードし、Focusを 「Not Sure」 として投稿してください。

それは、他の参加者にSOSを出すことになります。


思い出してください。
ここは寺子屋です。

一人で練習した記録をつけるノートだけでは終わらない場所。

先生からのレッスンが唯一の判断基準ではない場所。

参加者全員が抱えている課題を共有し、そこから解決策を見つけていく場所です。

まずはあなたの練習を記録してみてください。

続けていくうちに、気をつけるべきポイントがきっと見えてきます。

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